サンカ 當麻寺に行ってきました
ALOHA!
今日も、みなさんが笑顔になれますように
サンカがどこから来た人たちかは詳しいことはわかっていません。
そのためにいろんな説があります。
岩手県遠野地方に伝わる逸話、伝承、民話を集めた有名な「遠野物語」の著者「柳田國男」氏は、その著作の中で山人(やまびと)という話を書いています。
山人とは、山に住んで巨大だったり裸体だったり人とは明らかに異なる異型の民族です。
柳田國男氏は官僚で、「日本人とは何か」その答えを求めていたと言われています。
その柳田國男氏が博物学の巨匠、天才「南方熊楠」氏と、サンカがどこから来たかについて議論をしました。二人は手紙でやり取りをしていたそうです。
柳田國男氏は、サンカについて山人伝説と絡めて縄文人の末裔説を強く主張していました。南方熊楠氏はそれを否定していました。
議論は南方熊楠氏の説が有利だったと言われています。
サンカ民族は、どうしてそこまで人々の好奇心を掻き立てるのでしょうか。
いろいろな説があります。
サンカは戸籍を持ちません。納税もしません。
昔の日本には関所があり移動を激しく制限されました。(この辺は、税金や戸籍の話など深い話になるので別の機会にお話します。)
そういった権力制度の枠からはみ出て移動を自由にできる謎めいた人たちに対する、一種の憧れに近い気持ちもあるのかもしれません。
実際には、身分制度でいうと雑種賎民にあたるアウトオブカースト、アンタッチャブルで差別をされていました。
ミステリアスに語られますが、現実的には川漁、箕作り、箕直し、竹細工などを生業としていました。人の住む里に降りてきて物資の交易や交流があったと言われています。
現在もサンカの末裔の人たちは存在します。
それでも、身分や差別の問題で(現在も差別する人もいます)あまり表には出て来ないそうです。そのため、サンカの持ち続けた文化も失われる危機にあります。
五木寛之さんの小説「風の王国」に登場するケンシという民族がサンカのメタファーです。
日本人と言われる自分たちのルーツと社会制度や思想、宗教、文化的な背景などを見つめること。そんなことをサンカという存在を通して自分たちに問いているのかもしれないですね。
続きは次回です。
mahalo
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